こんにちはうさよしです。
今回は、何かのアイテムの紹介ではなく、韓国式スキンケアの特徴ともいえる「クレンジング」について考察していきたいと思います。
この記事を書こうと思い立ったのは、2019年の韓国口コミサイト・ビューティーアワードを纏めた記事を書いたのがきっかけ。
韓国の数ある美容口コミサイトには、「クレンジング」というカテゴリーだけで、考えられない位の種類のアイテムがあったんです。
それはもう、何を使ったらいいのか迷ってしまうくらいに・・・・・
このことから、韓国式のスキンケアでは、とにかくクレンジングが超重要視されている、ということに気付くことができました。
最近私は、韓国コスメの優秀なクレンジングに出会うべく、いろんなアイテムをコツコツと買っては試してるんだけど、
とにかく肌質や用途に合わせて正しく使うことが本当に重要だなぁと感じております。
日本ではあまり見ないようなアイテムだったり、使い方を間違えると逆効果だったり。
とにかく韓国のクレンジングの世界は奥深いです。
でも、韓国式クレンジングを参考に、自分のクレンジングを見直してみたところ、ここ数か月で肌状態がすごく安定してきたのも実感しています。
"美肌の基本はクレンジング"というのを日々痛感する日々・・・
というわけでこの記事では、韓国式クレンジングの奥深さや、私たち日本人にとっての「クレンジング」との違いについて考察していきたいと思っています。
それではみなさんも、奥深き韓国式クレンジングの世界へ、一緒に飛び込んでみましょう・・・!
- 韓国では「クレンジング」=「スキンケア」ではない!?
- 要は「汚れが落ちればいい」
- 韓国式クレンジングを支えるおすすめ優秀アイテムたち。
- 自由だからこそ楽しく、難しい。私に合うクレンジングは?
- 美容オタク・うさよしの最近のクレンジングルーティーン。
- まとめ
韓国では「クレンジング」=「スキンケア」ではない!?
さて、まずはみなさんに一つ質問。
”クレンジング”というと、皆さんはどんなアイテムを思い浮かべますか?
おそらく、「メイク落とし」と答える方が多いかと思います。
では、韓国スキンケア界ではどうでしょうか?
ここで、面白い比較をしてみましょう。日本と韓国の口コミサイトの比較です。
まず、日本の最大級口コミサイト・アットコスメ(https://www.cosme.net/)をみてみましょう。以下の写真は化粧品のカテゴリーを分類しているページの写真です↓
アットコスメでは、クレンジングは「スキンケア」部門の中の一つのカテゴリーになっています。
要は、スキンケアの流れの一つとしてクレンジングがあり、化粧水・美容液・クリームといったその後のケアと並列になっています。
更にアットコスメでは、「洗顔料」と「クレンジング」という2つのカテゴリーがありますね。
つまり、クレンジングという言葉は、「メイク落とし」という意味で使われているわけです。
---------------------------------------------
一方、韓国版最大級口コミサイトGLOWPICK ではどうでしょうか。
GLOWPICKのカテゴリーの分け方はこんな感じ↓
クレンジングは、スキンケアという部門の中には無く、なんとクレンジングという部門が独立してあるのです。
これはGLOWPICKだけでなく、他の口コミサイトでも同様です。
要は、韓国では、クレンジングはスキンケアから独立した全く別の工程と考えられているのです。
クレンジングがどれだけ重要と考えられているかが、ここから分かりますよね。
そして、クレンジング部門の中を更に見てみるとこんな感じ↑
フォーム・オイル・クリーム・スクラブ・石鹸など、いろんなカテゴリーがあります。
ここでポイントなのが、日本で言うところの「メイク落とし」とか「洗顔料」という分け方ではないということ。何なら角質を除去するピーリングアイテムなんかも入ってきてしまっている。
このあたりが、日本人には混乱するポイントかもしれません。「どれがメイク落としで、どれが洗顔料なのー!!」って。混乱しません?私はした
そう、韓国では、この"メイク落とし"と"洗顔料"の区別は、日本よりも曖昧なのだと思います。
要は、どれも「落とす」という機能である以上、韓国ではどれもクレンジングとして認識されているわけです。
つまり、
メイク落としも、洗顔料も、ピーリングも、韓国では全部「クレンジング」。
汚れを落とすケアを総称して、クレンジングと呼んでいるわけです。
韓国式スキンケアを学んで気付いた、日本と韓国の「クレンジング」の意味の違い
— うさよし@アラサー韓国コスメブロガー (@usayoshi_hatena) 2020年1月30日
韓国はメイク落としとか洗顔料という概念はあまり無く、全部「クレンジング」。要は汚れがきちんと落ちれば良いと。
固定概念が無くなるとその日の肌状態を見て適切な「落とす」ケアが出来る。
自由で難しく、面白い。
「クレンジング」が意味するものが、日本より広い。
これが、日本と韓国の大きな違いかなと思います。
この、「クレンジング」という言葉の意味の違いを分かっておくと、韓国コスメを選ぶときにもすごく役立つので、是非参考にしてみてください。
要は「汚れが落ちればいい」
メイク汚れも皮脂汚れもたまった角質も、「要は落ちればいい」。
「その日の汚れに応じて、適切な「クレンジング」アイテムを使うこと」。これが韓国式のクレンジングです。
口コミサイトのカテゴリーの多さからも分かるように、韓国には実にたくさんの種類のクレンジングがあって、この中から、何個かのアイテムとかを組み合わせたりして、それぞれの方法でクレンジングをするわけです。
[Get it beauty] 専門家が教える正しいクレンジング法♪日本語字幕
韓国の美容番組「get it beauty」のこの回をぜひ見てみてください。
"究極のクレンジング"と名打たれたこの回で使用されているクレンジングアイテムは、
- ポイントメイク落とし
- クレンジングバーム
- クレンジングウォーター
の三つのみ。
これだけできちんと汚れが落ちるので、多くの人が必要だと思い込んでいる「泡洗顔」や「水で何度もすすぐ」ということはしていません。
호캉스 + 요즘 자주 하는 메이크업 GRWM (말 많음 주의!) Hotelcation GRWM Chit Chat - Natural Everyday Fall Look
また、世界的なYou TuberであるPONYさんの動画。10分過ぎからの朝の準備の様子を見てください。
彼女の朝の「クレンジング」は、洗面台で顔をじゃぶじゃぶすすぐことではなく、化粧水が含まれた拭き取りパッドで顔を拭き取ることのみです。
要は、拭き取って汚れが落ちれば、それがもう「クレンジング」。ぬるま湯やもこもこの泡で洗うというルールは無いわけです。
この二つの動画は、韓国式クレンジングの世界が、いかに柔軟で自由かをよく教えてくれな~と個人的に思っています。
韓国式クレンジングを支えるおすすめ優秀アイテムたち。
何度も言っているように、韓国式のクレンジングは実にバリエーションが豊富で、方法も自由です。
日本でよくある「メイク落とし」と「洗顔」という区分けも限りなく無いに等しいので、日本人の私たちからすると、使い方に悩みそうなアイテムも多いです。
でも、キチンと用途がわかれば、自分に合ったアイテムを正しく使うことができます。
というわけで、"韓国式クレンジングを支える優秀なアイテム"を、おすすめの使い方と共にいくつかご紹介していきます。
これ一つで汚れすっきり、王道のオイル系クレンジング2選。
"汚れをしっかり落とす"といえばオイル。韓国にもたくさんのオイル系クレンジングがあります。
有名どころだと、魔女工場のピュアクレンジングオイルや、
はじめはバーム状だけど、肌に乗せるとオイルに変化するバニラコのクリーンイットゼロなどがあります。
この二つは、他のアイテムがいらない位にしっかり汚れが落ちる、洗浄力が強いタイプのクレンジング剤です。
韓国の「国民アイテム」、万能クレンジングウォーター。
日本で使っている方は少ないかもしれませんが、韓国ではかなりメジャーなアイテムが、クレンジングウォーター。
スプレー状にして肌に吹きかけるもよし、コットンに浸して使うもよし。
低刺激なのに、メイク汚れも皮脂汚れもきちんと落ちます。
また先ほどのGet it Beautyのように、バームやジェルのクレンジングの拭き取りを、水道水では無くクレンジングウォーターで行う、という使い方もあります。
こういう使い方をするようになったのには諸説ありますが、クレンジングウォーターの洗浄力・保湿力の高さに加えて、韓国の水道水がお肌に刺激(になりやすい)「硬水」であることも関係していると思います。
韓国で最も有名なクレンジングウォーターといえば、ビオデルマのクレンジングウォーター。
大容量でじゃぶじゃぶ使えて低刺激。
本当にただの水のようなのに、びっくりするほど汚れがきちんと落ちます。
最近は日本でもLOFTやPLAZAなどで買いやすくなったよね。
メイク残りと角質を除去する拭き取りパッド
エンボス加工された薄いコットンに、クレンジングウォーターやピーリング剤がしみ込んだアイテムが、拭き取りパッドです。
優しく拭き取ることで、汚れや角質が除去できるという優れもの。これも、韓国発の個性的なアイテムです。
メイク汚れはもちろん、低刺激な角質ケア成分が入っているアイテムが多いので、ニキビや肌荒れの予防も期待できます。
韓国で最も有名な拭き取りパッドといえば、COSRXのパッド。
私も緑のパッドを持っていて愛用しています。
私は、ジェルやミルクでクレンジングをした後に、さらに拭き取りパッドで汚れを落とす、という方法で使用しています。
ジェルやミルクでしっかり落ちていると思っても、意外にパッドに汚れがついたりするんですよ・・・!
最近おじさんパッド緑を手に入れたのですが私はどうしても肌をパッドで擦るのが抵抗があって🌀なのでニキビ出来やすいフェイスラインだけを拭き拭きする事に。
— うさよし@アラサー韓国コスメブロガー (@usayoshi_hatena) 2019年12月5日
ざらつき減ったし何より週一でジェルピーリングする時に今までごっそり垢が出て来てたのが格段に減った。パッドの部分使い、あり寄りのあり pic.twitter.com/rNkDNnF2CD
毎日でも使える"低刺激系角質ケアアイテム"
日本だと、角質ケアとは時々行うスペシャルケアの位置付けですが、韓国では角質ケアはデイリーケアの一部。
だからこそ、低刺激でマイルドな角質ケアアイテムがたくさんあります。
口コミでも人気で、私が愛用しているのは、primeraのマイルドフェイシャルピーリングとか、
Dr.Gのブライトニングピーリングジェル。
この二つは、ピーリング後特有の肌のツッパリ感も全くなく、肌荒れすることもなく安心して使えます。もちろん、肌のざらつきもキチンと取れている。
メイクや皮脂汚れだけでなく、不要な角質もしっかり落としたいという日には是非使いたいアイテムたちです。
自由だからこそ楽しく、難しい。私に合うクレンジングは?
ここまで、韓国式クレンジングの世界についてご紹介してきました。
韓国式クレンジングが、いかに自由で選択肢が広いかがお分かり頂けたかと思います。
・・・でも。選択肢が沢山あるということは、「選ぶのがめちゃくちゃ難しい」ということにもなるよね・・・・・
そう、とにかくたくさんのアイテムがあるから、自分に合うアイテムを選ぶのがすごく大変なんです。
例えば、
- ”洗浄力の強いオイルクレンジング一つ”で、簡単にクレンジングを終わらせる?
- ”マイルドなミルククレンジング”+”クレンジングフォームで泡洗顔”の二段階?
- ”ウォータークレンジング”+””拭き取りパッド”で汚れと角質をしっかり落とす?
などなど、いろんなクレンジング方法が考えられるわけです・・・・
どういう方法が肌に合うかは、こればっかりは試してみないことにはわかりません。
なので、このブログで「これがおすすめ!」ということを言うのは難しいです。
だけど、皆さんの参考に少しでもなればと思い、私の最近のクレンジングルーティーンをご紹介したいと思います。良ければ参考にしてみてください。
美容オタク・うさよしの最近のクレンジングルーティーン。
韓国式クレンジングの奥深さを知ってから、私はクレンジングルーティーンを大幅に見直しました。
今までは、どんな日でも「ジェルでメイク落とし→もこもこの泡洗顔」というルーティーンを頑なに変えずにいましたが、
今は肌の汚れ具合や肌状態によって、使うアイテムを少しずつ変えています。
そして、私の場合、毎日の肌の調子に合わせてクレンジング方法を変えるようになってから、肌の状態が劇的に改善しました。
乾燥しているのに常に吹き出物があるような肌から、ふっくらと柔らかく、吹き出物も出来ずらい肌に変化したのを実感しています。
もちろん、クレンジング以外にもいろんな理由があるとは思うけど、クレンジングを見直したことも間違いなくプラスに働いていると思う。
夜のクレンジング
それでは、まずは夜のクレンジングからご紹介します。
私は普段そこまでメイクが濃くないので、デイリーのクレンジングは「優しく・でもしっかりと汚れを落とす」ことが大事です。
①優しく低刺激にクレンジング。でも、落ちにくい部分はしっかりと。
SIORISのミルククレンジングで優しく汚れを落とした後、汚れや角質が残りがちな小鼻やフェイスラインのみを、COSRXの拭き取りパッドで優しく拭き取っています。
優しさももちろん大事だけど、しっかり落としきらないとトラブルの原因になるから、部分使いがしやすい拭き取りパッドは私にはとても重宝しています。
使い始めてから、小鼻やフェイスラインのトラブルが各段に減りました。
▼画像クリックで商品ページに飛びます▼
▼画像クリックで商品ページに飛びます▼
②色素沈着対策。ポイントメイクは専用リムーバーで。
ポイントメイクが濃い日は、専用リムーバーを使うことも忘れずに。
ILLIYOONのリップ&アイリムーバーは、水のように低刺激なのに、落ちにくいマスカラやティントが力をいれなくてもするっと落ちます。
2017年&18年のGLOWPICKのポイントリムーバー部門で3位にも輝いている人気アイテムです。
▼画像クリックで商品ページに飛びます▼
③スチームケアと抗酸化オイルで角栓除去。
そして、スチームタオルで毛穴を開かせ、肌にアルガンオイルを馴染ませティッシュオフ。保湿しながら、優しく皮脂や角栓汚れを取り除きます。
私が10本以上リピートしているのは、ジョンマスターオーガニックのアルガンオイルです。
これは、角栓や毛穴の黒ずみが気になっている方全員にお勧めしたいケア方法です。
私がここ1年半、ほぼ一日も欠かすことなく行ってきたケア。
④泡洗顔をするかは、肌の様子を見て決める。
ここまでで、毛穴の汚れまでかなりしっかりと落ちますが、それでも皮脂が気になるときは、魔女工場のソーダフォームをふわふわに泡立てて更にクレンジングします。
ソーダフォームを使う頻度は2~3日に1回くらい。Tゾーンだけに使う時もあれば、顔全体に使う時もあります。
その日のクレンジングをどうするかは、あくまでも「肌の様子を見て決める」。
「毎日やらなきゃ」と決めつけるのではなく、過不足がないように、その日の肌コンディションで柔軟に変えています。
-----------------------
また、ファンデやコンシーラーでしっかりメイクをした日は、洗浄力の強いアイテムを使います。
バニラコのクリーンイットゼロは、毛穴の黒ずみまできちんとオフしてくれるので重宝します。
その代わり、バニラコを使った日はこれ以外のクレンジング剤は使いません。
▼画像クリックで商品ページに飛びます▼
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
毎日のクレンジングでも落ち切っていない毛穴の汚れや、肌のごわつき・角質が気になってきたら、いつものクレンジングにアイテムをプラスします。
Tゾーンの黒ずみにはVELY VELYの緑茶パック、
肌のごわつきにはDr.Gのマイルドピーリング。
このあたりも、「肌の様子を見て決める」。
週一回必ず使わなきゃ、とかではなく、肌状態が良ければしばらく使わなくてもいいし、集中して頻度高めに使うのだってアリ。
良い意味で、「ルーティーンを決めすぎない」というのがマイルールです。
朝のクレンジング
朝のクレンジングは、夜の間に出た皮脂のみを優しく除去したい。そしてその後のメイクのノリがよくなるように、保湿感も大切です。
私はここ一年くらい、ほぼ毎朝ラゴムのジェルクレンザーを使っています。
ウォータータイプのクレンジングで、毛穴の黒ずみはしっかりとってくれるのに、肌をふっくら柔らかくしてくれます。
また、毛穴の汚れが気にならない日は水洗顔だけの日もあるし、逆にすごく気になるときは泡洗顔をする時もあります。このあたりも、肌の様子を見て。
朝でも肌のごわつきが気になるときは、CNPのピーリングブースターで優しく角質をオフする日もあります。
使用頻度は高くないけど、その後のスキンケアの浸透を高めてくれるので重宝しています。
▼画像クリックで商品ページに飛びます▼
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
私のクレンジングルーティーンはこんな感じ。
たくさんのアイテムが出てきて、戸惑った方もいらっしゃるかな・・・・
でも、やっていることはすごくシンプルで、要は「肌の様子を見て、過不足無く汚れを落とす」ということだけ。
はじめはなかなかコツをつかむのが難しいかもしれないけど、慣れてくれば楽しみながらクレンジングをすることができるようになるかと思います。
最近の私の「クレンジング」アイテムはこんな感じ。
— うさよし@アラサー韓国コスメブロガー (@usayoshi_hatena) 2020年1月30日
毎日全部を使うわけじゃなく、その日の肌を見てチョイスしてる。
ミルクレや拭き取りパッドを終えた肌を観察して、泡洗顔は要らないと判断したらそれでクレンジング終了。毎日決まったルーティーンではなく、その日の肌の声を聴きレシピを決める。 pic.twitter.com/Jkocpqb0O1
私は最近、ホームケアの中でクレンジングに一番時間をかけているし、同時にクレンジングが一番楽しいなと思っています。
クレンジングで必ず肌は変わるので、是非、試行錯誤しながら、あなただけのクレンジング方法を見つけてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
私は専門家でもないし、ただの美容オタクの一般人ですが、自分なりに研究し、クレンジングの奥深さを知ることができました。
この記事が少しでも皆さんの参考になったり、クレンジングの世界を楽しめるきっかけになったら嬉しいです。
皆さんもぜひ、「奥深いクレンジングの世界」を体験してみてくださいね~!
それぞれのクレンジングアイテムのレビューも、このブログで随時Upしていきますので、是非ご覧になってください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
その他たくさんの韓国コスメ記事を書いています。どうぞお読みください!