こんにちはうさよしです。
今回は、私の黒歴史を語ります。
そう、私が忘れもしない、恐怖のビニール肌体験談。
現在30歳の私は、人生の大半を肌荒れに苦しめられてきました。
ビニール肌だった時のことを思い出すのは非常にしんどいし、少し暗い記事になってしまうかもしれませんが、同じ悩みや辛い思いをする人が一人でも減るように、私の黒歴史を語ります。
とはいえ、今はもうビニール肌を無事克服できたので、「どうやってビニール肌を克服できたのか」とか、「もう二度とビニール肌にならないように気を付けていること」などを、私の体験談をもとに書かせていただきたいと思っています。
それでは、私の「ビニール肌克服体験記」、最後までお読み頂ければ幸いです!
(2021.06追記)
noteでもビニール肌について詳しく解説しました。具体的なスキンケア方法や、推奨アイテムなど、より深い内容を知りたい方は、是非noteも併せてお読みください。
ビニール肌とは?
まず、私が長年悩まされた「ビニール肌」というのがどのような状態か、ご存じですか?
ビニール肌とは、「肌の角質層が薄くなることで、肌のバリア機能が低下してしまい、デリケートになってしまっている肌」のことを言います。
私の当時の自覚症状としては、こんな感じでした↓↓
- 常に肌がピンと突っ張っている感じ(とにかくいつでも乾燥している)
- ニキビ(Tゾーンだけでなく、頬の高い位置など皮脂が多くないはずの所に出来る)
- 皮脂の黒ずみ(とにかく毛穴が汚い。広がっている。ごわごわ。)
- 赤ら顔(首や体の色と比べて赤黒い感じ・・・)
- 不自然なツルツルテカテカ感(触ったときにふわふわ感が全くない、スキンケア後でもすぐテカる)
皮膚は一枚でつながっているはずなのに、とにかく顔だけ身体の皮膚の質感と全く違っていたんです。
赤黒くてなぜかつるつるで、とにかく弱弱しい感じ。火傷の後の、テカテカとした肌、想像つきますか?あれに似ている状態です。
角質が極端に薄くなっているために、キメが無くなってしまい、その結果肌バリアが全く無い状態になってしまっていたんです。
というわけで、当時は私にとって本当に暗黒時代だったのです。すっぴんの写真なんてもちろん残っていないのですが、メイクをした時の写真を引っ張り出してきました。
汚肌注意、当時22~23歳です。8年前とかなんで、画質は許して・・・
10年前の低画質写真でも、お判りいただけると思う。頬一帯にひろがったニキビと、ファンデーションを塗っても隠れないほどの赤み。めっちゃ汚いね。お見せするのはそりゃしんどいが、皆さんの参考になればそれでいいのだ。
私がビニール肌になってしまった理由
では、なぜ私はこんなビニール肌になってしまったのか。
自分でいうのもなんだけど、ビニール肌は真面目な人ほど起こりやすい現象だと思っている。
なぜなら、肌トラブルを直そうとしてスキンケアをやりすぎてしまうことが、ビニール肌の最大の原因なんです。
- やりすぎの角質ケア
- やりすぎの保湿
これらがビニール肌の原因です。
過度な角質ケアによって、通常であればターンオーバー周期(30日程度)で自然にはがれていく角質が、30日を待たずに無理やりはがされてしまう。
そうなると、未熟な角質が表面にさらされてしまい、肌のバリア機能が弱くなるために、乾燥・赤み・過剰皮脂・ニキビなど、あらゆる肌トラブルの原因になってしまうんです。怖すぎる・・・・
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私がビニール肌だったのは、18歳~23歳の頃でした。
私はもともと思春期からニキビや毛穴に悩むトラブル肌の持ち主でしたが、大学に入り化粧を覚え、夜遅くまでメイクをしたままの生活になった途端、さらに肌の状態が悪くなりました。
だけど、すっぴんになるわけにもいかないし、周りの友達は肌が綺麗。なんで私だけ・・・・と、当時の私はめちゃくちゃ悩んでいた。
だからこそ、毎日せっせとスキンケアを頑張っていたんですが、その努力こそが、ビニール肌への地獄の入り口だったんです。
ニキビや毛穴汚れを改善するための方法をネットで探しては、すぐに実践。
「強い洗顔料で皮脂をごっそり除去」「スクラブで角質ケア」「やりすぎの保湿」。
これらすべてが悪循環だったんです。とほほ・・・・当時の私に教えてあげたい・・・・
思い出したくないけど、記憶を掘り起こして当時私がやっていたケアを挙げてみます。
- ガスール洗顔
皮脂吸着力のある粘土(クレイ)、ガスール。水に溶かして洗顔料として使うと、皮脂汚れにいい、との噂を聞いて、せっせとやっていました。多い時は毎日使っていたかな。
- ロゼット洗顔パスタ
昔から販売されている洗顔料、ロゼット洗顔パスタ。 こちらも「ニキビに良い」との情報を目にして、使っていました。かなり洗浄力が高いです。
- LUSHのパワーマスク
LUSHのスクラブ入りのフェイスマスクです。かなり固めのスクラブが入っていて、ミントで顔がスースーする感じ。これも「ニキビに良い」との情報を目にしたので使っていました。2~3日に1回くらいかな。ニキビが出来たら、とにかくこのパワーマスクで鎮火しなければ!!と躍起になっていた記憶。
- 精製水でコットンパック
これ、当時流行ってたんだよね。佐伯チズさんの美容法。コットンに精製水を浸して顔に貼る、というシンプル保湿法です。これも毎日やってたなー・・・
- 高濃度原液美容液
こちらもニキビ対策で、藁をもすがる思いで使っていました。チューンメーカーズの甘草エキスとか、肌荒れに良いとされている成分を選んでいました。早く治したくて、気が付いた時にいつもちょこちょこつけてたなぁ・・・・
洗浄力の高い洗顔料を常用したり、スクラブパックを高い頻度で使ったり。これは、「やりすぎの角質ケア」そのものです。
でもね、こういうものを使うと、直後は赤みが引いていたり、毛穴がすっきりするんだよ。だから、当時の私はこれがやりすぎだということに気付けなかった。
更に、こうして角質を取りすぎたバリア機能のない状態の肌にコットンパックをして、脆い角質を更にふやかしてしまったり、ニキビを早く治したいからと高濃度の美容液を使ったりしていたわけです。
・・・想像つきますか?これはね、自分で肌に傷をつけて、その傷に更に刺激を与えているような、もはや最悪の状態なんですわ。
こうやって書くと、「当時の私、どんだけアホなん?」と思ってしまいますが、当時の私は美意識が低かったからビニール肌になってしまったのではない、というのを声を大にして言いたい。
むしろ、お肌について真剣に悩み、まじめに向き合いすぎてしまったからこそ、ケアを頑張りすぎて、ビニール肌になってしまったんです。
当時、「こんなに頑張っているのになんで改善しないんだ」と鬱一歩手前だったんだけど、この時に「ビニール肌」という概念に出会えていたら、多分私はもっと早くトラブル肌を克服できていたはず・・・知らないってこわい・・・
だからもし、同じように肌に悩んで、たくさんのケアをしているのに肌質が全然改善しない・・・・という方がいらっしゃったら、私はその方の手をぎゅっと握ってこう伝えたい。
分かる、今すぐどうにかしたくて頑張っているの、ものすごくわかる。
でも、肩の力を抜いて、ゆっくりのんびり頑張ってみない?
・・・と・・・
(あぁ、書いてたら色々思い出して泣きそうだわ・・・)
というわけでこの後は、無事ビニール肌を克服できた私の体験談について、ご紹介したいと思います。
改善した方法
結論から言うと、スキンケアをシンプルにしたことが、私のビニール肌を改善してくれました。
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私ね、社会人になって、少しだけお金に余裕が出来た時、人生で初めて、フェイシャルエステに行ってみたんです。
そしてそのエステで、「肩の力を抜いて、ゆっくりのんびり頑張ってみない?」と手をさし述べてくれたのが、エステティシャンの方でした。
裸を見られるよりも恥ずかしい思いをしながら素肌を診断してもらった後、「今の状態のお肌には、どんなスキンケアも全く無意味です」とバッサリ言われた時は、胸にナイフを刺されたように辛かったなぁ。そして、私の肌がビニール肌になっていることも、ここで初めて教えていただきました。
でも、同時にエステティシャンの方の「大丈夫です、一緒に頑張りましょう」という力強い言葉にグッときて、この人を信じてみよう、と決めました。
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ここから、エステティシャンの方の指導の下、私のスキンケア改革が始まりました。
まず、今まで使っていたような強い洗顔料はすべてやめて、敏感肌用の洗浄力の弱いものを使う。そして、そのあとは低刺激な化粧水と乳液ジェルを使用するだけ。
今までの私のケアからしたら、とにかくシンプルすぎて不安でしただけど、これを数か月続けていくうちに、どんどん肌が改善していったんです。
その後もずっと、「洗浄力の弱い洗顔料」+「シンプルな保湿」を心がけて、約丸一年。
漸くエステティシャンの方に、「もう大丈夫ですね」と言われ、普通肌用の化粧品にレベルアップすることが出来ました。
当時、約24歳。まだまだお肌のトラブルは多いけれど、キメも少し回復して、赤ら顔もだいぶ改善していました。バリア機能が回復している証拠。
もう一度書きますが、ビニール肌の克服に、1年かかりました。
これでわかったんです。肌荒れを数日で治してくれる魔法の美容法なんて、ない。すべては継続の賜物、「美は一日にしてならず」なんだなと・・・・
ビニール肌の改善には、根気と時間が必要です。
もう二度とビニール肌にならないために注意していること
今はビニール肌を脱却して、韓国コスメでのスキンケアを楽しんでいますが、そんな私でもあの「ビニール肌時代」のことは常に忘れていません。
どんなにスキンケアを頑張りたくても、あの地獄のビニール肌にだけは絶対になってはいけない。だから、私が決めている4つの決め事があります。
スキンケアをやりすぎない
これに尽きます。スキンケアのやりすぎは、ビニール肌への入り口です。
中でも1番大切にしていることが、「落としすぎない」と言う事です。
硬めのスクラブ・強いピーリング剤・拭き取り系アイテムなどは、私の中では禁忌アイテムです。角質除去する酸のトナーなども、基本的には使いません。
どうしても使いたい時は、頻度を極力減らしたり、肌の薄い部分には使わないようにしています。
あと、保湿のし過ぎもNGです。特に肌荒れ期。ビニール肌の時代にそうだったように、肌のバリア機能が低下しているときに大量の水分や栄養を与えると、それはただ角質をふやかしているだけという状態になってしまうからです。
なので普段はシートパックは2日に1回にとどめていますし、肌荒れしている時期(私の場合は生理中)は、シートパックもせず、こっくりしたクリームも使わないように気をつけています。
『肌荒れしてる時=風邪引いてる時』と考えるとシンプルケアが必要なのがしっくりくる事に気が付いた。
— うさよし@アラサー韓国コスメブロガー (@usayoshi_hatena) 2020年3月7日
風邪でしんどい時はステーキやらパフェなんかイラネ、とにかく雑炊と水くれって感じやん。
だからパックも角質ケアも休んで、この辺のアイテムのみを。付ける時になるべく肌を触らない事も重要。 pic.twitter.com/ZWKjUyF8Vm
摩擦を起こさない
スキンケアをやりすぎないと言う所とも共通していますが、肌自体のバリア機能を極力守るために、摩擦をしないと言うこともすごく大事に考えています。
なので洗顔する時も化粧水をつける時も日焼け止めを塗る時も、私は絶対に肌の上で手を動かしません。
前にクレンジングのやり方と言う内容でツイートをしたことがあるので、ぜひ見てみてください。擦らないっていうのがどのぐらいのレベルなのかと言うこのツイートの動画でわかっていただければうれしいです。
「クレンジングはくるくるする」という習慣を辞めたら革命起きた。
— うさよし@アラサー韓国コスメブロガー (@usayoshi_hatena) 2020年1月29日
擦らんでもメイク落ちるし、何よりメイク落とした後の肌が全然違う。ふっくらするし赤みも無い。ダメージ0。
どれ位擦ってないかお伝えしたくて動画撮ってみた。掌に広げて垂直プッシュするだけ。これでメイクってちゃんと浮く。 https://t.co/UjwcArAgGk pic.twitter.com/mn4aU99oIV
おおらかな気持ちで自分の肌を受け止める
今でも、ホルモンバランスの関係などで肌荒れしやすい肌質です。でも、肌荒れしているときこそ、おおらかな気持ちでいることが大事。
肌荒れしてても、「お~、暴れてんね〜」みたいな謎の客観視をするようになりましたww 思い切って、鏡をあまり見ないようにするのも大事。
今すぐ直さなきゃ!!!と躍起になると、どうしてもスキンケアをしすぎてしまうから、「ほっといても勝手に治るっしょ」というおおらかな気持ちが大事。
角質・キメを整えるケアをする
ここまででお分かり頂けたように、自分のお肌の力を高めるためには、角質やキメがしっかり整っていることが大事です。キメが整ってると、肌のバリアがあるということになるので、トラブルが起きても悪化せず、自力で治るようになります。
そこで重宝するのが、角質やキメを健康に保ってくれる成分・酵母と乳酸菌です。
この二つは、角質やキメを整えてくれるし、すごく低刺激なので安心して使えるの。
・・・そう、勘が良い読者の方はお気付きかもしれませんがw、私がミシャのタイムレボリューションを推しまくっている理由がここにあります。このシリーズは、まさに酵母と乳酸菌にフォーカスしたアイテムなんです。
このアイテムを使い始めてしばらくしてから、百貨店の肌診断に行ったんですけど、キメ年齢が19歳って出たのよ。すごくない??
BAさんにも、「これはすごい。ものすごく考えてスキンケアしてるはず」と、今のケアに太鼓判を押してもらえました。
というわけでこれからも、酵母と乳酸菌には末永くお世話になる予定です。
スタコリのセットはかなりお安いことが多いので是非チェックしてみてください
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以上が、私のスキンケアで気を付けていること4つです。
この、「過剰なスキンケアをせず、肌自体を強くして、自力で直す」というサイクルを回していけるようになると、肌自体が揺らぎに強くなってきます。
この原則を守りながら、韓国コスメを使って自宅ケアを頑張ってきた結果・・・
2020年6月現在、補正力が全く無い日焼け止めを塗ったのみの、ガチのスッピンの状態がこちらです。自然光のもとi Phoneで撮影、もちろん無加工です。
まだまだ赤みや毛穴汚れは目立ちますし、昔のニキビの名残の小さなクレーターなどはありますが、自分では、昔のひどいビニール肌時代とは別人のようになったと思っています。
今はほとんど目立つニキビもなく、顔一面に広がっていた茶色いニキビ跡もかなり目立たなくなりました。
【素肌マジで閲覧注意】
— うさよし@アラサー韓国コスメブロガー (@usayoshi_hatena) 2020年5月10日
1枚目が18年秋、2枚目が20年春🥺
照明は違うけど、両方無加工すっぴん。(2枚目は自然光)
1年半かかって、納得いく肌に近付いてきた。正に美は1日にしてならず。
ほぼホームケアだけでこうなったので、同じ肌悩みを持ってる方に少しでも役立つ情報をお伝えしていきたいです🥰 pic.twitter.com/6OugngAlsq
というわけで、クリニックに行かずとも、正しいスキンケアで、肌は変わります。
ただし、数日や数か月で変わるものではありません。肌質の改善には、根気と継続が必要だと思います。
(2021.06追加)
より具体的で専門的なビニール肌改善のスキンケアについてのお話を、noteにまとめました。具体的なスキンケアの組み立て方や、推奨アイテム等についても、かなり詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。この私のビニール肌体験談が、どなたかの力になっていれば、こんなに嬉しいことはありません。
長い期間肌荒れに悩んでいる方、敏感肌に悩んでいる方、肌のせいで自分に自信が持てなくなっている方・・・・
そういう方たちに、少しでもワクワク出来るような情報をお届けしたい、という思いで、このブログで美容情報を発信し始めました。
だから、これからも、長い肌荒れやビニール肌を乗り越えた私だからこそできる情報を、皆さんにお伝え出来たらと思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
2020.06 うさよし
私の自己紹介記事はこちら
私の肌荒れの救世主・シカペアクリーム
肌荒れ期こそシンプルに
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