こんにちはうさよしです。
突然ですが今日は筆者が昔から大好きな韓国ボーイズグループSHINee(シャイニー)について紹介したいと思います。
実はこのSHINee、K-POPのことを全く知らない、というかむしろK-POPとかあんまり好きじゃない.....という人にこそおすすめなグループなんです。
なぜなら彼らのパフォーマンスは、K-POPの枠を優に飛び越え、洋楽好きやEDM好きを唸らせる魅力に溢れているからなんです。
実際私も、K-popが好きというよりは、SHINeeが単独で好き。他のK-popグループとは一味も二味も違うんですよね。
それでは早速、その魅力を解説していきましょう。
まずはSHINeeを簡単にご紹介
出典:
https://www.sbs.com.au/popasia/blog/2018/01/10/shinee-vow-continue-4-member-group
SHINeeとはあの東方神起や少女時代など、多くの韓国スターグループを輩出するSMエンターテイメントから2008年にデビューした5人組ダンスヴォーカルユニットです。ビジュアルは上の写真のような感じ。
K-popによくある、男っぽくて力強い感じ!というよりは、どこかフェミニンな雰囲気のメンバーが集まっています。
デビュー時のグループコンセプトは「音楽、ダンス、ファッション全ての分野において時代にあったトレンドを提示し、リードしていくコンテンポラリーバンド」というものなのですが、うーん分かりやすいようなよく分からんような。
要するに、「音楽だけじゃなく活動全てにおいて、おしゃれで最先端のものを発信していくグループだよ」ってことです、うん。これは後から説明します。
というわけで一応アイドルグループではありながら、非常にハイレベルでファッショナブルな楽曲達をバンバン世に送り出しているのです。
アイドルというと私達日本人はキラキラスマイルのダサめソング(おい)をすぐに思い浮かべてしまいますが、まじでほんとにレベルが高い。ほんと、びっくりするレベルですからまじで。
K-popアイドルの枠に収まりきらないずば抜けたセンス
K-popというと、印象的なフレーズの歌詞を力強いビートに合わせリフレインし、その曲で筋肉ムキムキの男子達が踊る....ってなイメージがあるかと思いますが、SHINeeは男臭を限りなく決して非常にジェンダーレス。フェミニンでセクシーな引き算のおしゃれを前面に打ち出しています。
明らかに欧米での活動を意識した非常に洋楽的な抜け感があります。
たとえばこの写真。
出典:
1970年代のアンダーグラウンドなソウルファンクを思わせるようなスタイリングと写真の質感。スライアンドザファミリーストーンとかと同じ系譜ですよねこれ。
このように、ただの「可愛い顔した男の子達による女性ウケを狙ったダサめアイドル」では全くなく、むしろハイレベルな音楽ファン層を意識しているであろうオシャレなパフォーマンスグループなんです。
トレンドの最先端を行く音楽性
SHINeeの楽曲はマイケルジャクソンやプリンスなどのブラックミュージックが源流にありながらも、そこにテクノサウンドやハウスミュージック、EDMなど現代のトレンドをガンガン取り入れた非常にハイセンスな楽曲が多いです。いわばチャラくないクラブミュージックって感じ。
たとえばこれ。
デビュー曲「Replay」はアイドルのデビュー曲とは思えぬ非常にメロウでメディアムテンポな曲で、でもきちんとダンスミュージックとしてのテクノ感・グルーヴ感がある。これを若干17〜18歳の男子が情感たっぷりに歌い上げちゃってるわけです。しかもさらっと。おそるべし。
その他にも、あのブルーノマーズが作曲したあるメンバーのソロ曲なんかもあるんです。洋楽好きにはたまらないはず。
最近では、最先端のクラブミュージックである「フューチャーハウス」の楽曲をバンバン出しています。そのレベルの高さは、K-popを普段聞かない音楽の専門家をも唸らせるレベル。この辺りの曲がオススメです。
オススメの楽曲はまた別の記事でまとめていきますのでご期待下さいね。
抜け感のある卓越したダンスパフォーマンス
SHINeeのダンスはK popによくあるムキムキ筋肉振りとはひと味違い、クラブミュージックによく合う非常に現代的なヒップホップです。
特に一番末っ子のメンバーであるテミンは「ダンスの神童」と称され芸能界入りしていまして、この人のダンスはまじですごい。
ヒップホップからコンテンポラリーダンスまでまじでなんでも踊ります。ダンスを長らくやってきた私ではありますがこの人を超えるレベルのダンサーに私は出会っていません。
話題になった動画がこちら。日本人のスーパーダンサー菅原小春さんとのコラボ。これはほんとに圧巻。
このダンスレベルの人が、ダンサーではなくヴォーカルもこなし、そしてこのルックスですよ、凄くないですかこのオールラウンド感。
てなわけでSHINeeは、ダンスの神童テミンのレベルに合わせてどの曲にもくそ難しい振り付けがつけられているので、メンバーは必死に一日何時間も練習するんだそうです。
日本だとアイドルというと「歌とダンスはまあそこそこでも、顔が良くて愛されキャラクターなら人気が出る」みたいなイメージがありますが、韓国のグループは違う。
韓国でのアイドルの評価は、歌とダンスのレベルが全てで、本人達もプロとしてやる以上そのどちらも最高レベルに持っていかないといけない、という使命感があるので、スキルの上達にはまじで命をかけています。
ちなみにほとんどのMVに「performance version」てのがありまして、ここでたっぷりダンスを見れますので是非。例えばこれなんかオススメですよ。
あと彼らのダンス練習動画っていうのも公式さんが上げてくれてます。中でもオススメはこれ。SHINeeのパフォーマンスの中で最もレベルが高いと言われている「Everybody」です。最初1分半くらい謎の談笑が入ってますのでお好みで飛ばしてどうぞ。
世界観を統一させる徹底的なファッショナブルさ
SHINeeはコンテンポラリーバンドというだけあって、音楽だけではなく彼ら自身の衣装やヘアメイク、体型にいたるまで徹底的にトータルコーディネートされており、存在自体が非常にファッショナブルです。
K-popグループって日本の歌手と違って、シングルやアルバムの発売時にコンセプトを非常に明確に打ち出して、楽曲やらMV、そして本人達の衣装やヘアメイクまで徹底的にそのコンセプトに沿わせるんですね。
例えば、韓国での5枚目のアルバムとなる「1of1」のコンセプトは「レトロ」でして、全員このド派手な80年代風のなダブルボタン・ハイカットのスーツで統一してるんですよ。
でも、ヘアスタイルとかアクセサリーでバランスを取って、ちゃんと現代にあったスタイルに昇華している。スタイリストのセンスにマジで脱帽です。
しかも、アルバムの初回盤にはカセットが付いていたり、アルバムロゴもsly and the family stoneを彷彿とさせるレトロなフォントで、まじでコンセプトが統一されてるんです。なんという徹底ぶり。
お次はこちら、韓国での4枚目のアルバムとなる「odd 」。このアルバムのコンセプトは、「おもちゃのロボット」だそうで、プロモーションの際には全員がカラコンをつけて、それに合わせた色素の薄いヘアメイクで登場しています。コンセプトがしっかりしているからこそ、変なちぐはぐ感がない。このあたりのセンスは本当に脱帽です。
こうやってカムバック毎にビジュアルやコンセプトでも楽しませてくれる。音楽だけではなく、ファッションとかアートが好きな人にも楽しめる演出が盛り沢山なんです。音楽だけではなく本人達が表現のキャンバスとなって世界観をつくっているわけですな。うむ。
SHINeeの魅力は韓国での活動にあり
とまあここまで長々と彼らの魅力をお伝えしてきましたが、残念なお知らせが一つ。
....日本のSHINee、すっげーダサくね!?!?(※個人の感想です)
そうなのです、日本の曲はとにかくダサい。日本のMVも衣装もとにかくダサい。
なんつーか、彼らの「顔」を前面に売り出してるってかんじ。「この子達イケメンでしょ??だからお顔をアップで写すよ、はいみんな、笑って〜!!」みたいなカットが多いんですホントに。くそださいって。まあイケメンなことは否定しないんだけどさ。
そもそも日本で韓国アイドルが売れる為の方程式として「現地化作戦」というのが信じられているようで、要は「日本人に好かれるためにはお茶の間に浸透しているジャ◯ーズとかエグ◯イルといった日本のアイドルグループに寄せるべし」、という法則のようなのですが、
その結果とんでもなくダサい仕上がりになっているのです。それはもうほんとに、韓国のSHINeeと同じグループなのか!?ってくらいに。
だから日本人がSHINeeというグループをせっかく知っても、日本の曲を聴くと「あーまたよくいる量産型韓国イケメングループかよ」ってな具合でスルーされてしまうのです。実に勿体無い。
日本のプロデューサーのみなさん、もうホント変な日本オリジナル曲とか作らなくていいんで、ホント韓国語のままでいいんで、SHINeeを不味く料理するのだけはやめてください。プロデュース力って本当に大事なんだなと痛感。
というわけで、ここまで読んで下さりSHINeeに興味を持って下さった皆さん、くれぐれも初心者のうちは日本の曲は聞かないように心がけてください。
聞きそうになったら、避けて避けて、SHINeeにどっぷりハマって「どんなダサい曲でも嫌いにらならないぜ」っていう確固たる自信が出来てから聴くようにして下さい。ちなみに私も未だに日本の曲は苦手。
まとめ:洋楽、ショーエンタメ、ファッションが好きな人にこそSHINeeを聴いて欲しい。
いかがでしたでしょうか。K-POPというとそれだけで先入観があって、なんとなく食わず嫌いをしている方も多いかと思いますが、SHINeeというグループはK-POPの枠をとうに飛び越え、とんでもない音楽性とファッションセンスで沢山の人を魅力しているのです。
その人気は韓国や日本にとどまらず、アジアはもちろん、ヨーロッパ、南米、中東など世界中で愛されるグループになっています。
今まで知らなかった!という方も是非、この機会にSHINeeを知って下さいね。
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